宅建士試験の勉強を行う際に、過去の宅建試験で出題された問題を演習するということは非常に重要です。本番の試験では2時間の試験時間(5問免除のかたは1時間50分間)試験時間は十分にありますが、それでも1問ずつあまりにもゆっくりと取り組んでいるとあっという間に終了時間になってしまいます。回答時間が足りずに未回答の問題が残ったまま、試験終了となってしまうことだけは避けなければいけませんね。問題の回答スピードを上げるためには、とにかく問題演習を繰り返すことが重要です。過去問を解いていくことで、各出題分野の問題量のバランスなどにも慣れることができますので、過去問は積極的に解くようにしてください。
時間を見ながら本番形式で過去問に取り組みましょう
過去問は年度ごとに、その年の試験問題が分かれて載っていることが殆どだと思います。自分で時間を計測して、本番と同じように50問(5問免除の方は45問)の問題を解くのにどれだけ時間が掛るのかを測定してみてください。問題を全て解き終わった後、不安な問題を見直しする時間や、本番はマークシートになるのでマークシートの記載に漏れやズレがないかの確認をする時間も確保しておきたいですね。ペース配分に余裕ができれば、あとは本番までひたすら問題演習を行って、正解率を伸ばしていきましょう。また、過去問ではその年の宅建士試験合格のための最低点数も発表されていますので、自分の現段階での実力を確かめるための一つの指標にもなりますね。週に1回など、自分でスケジュールを決めて50問続けて問題を解く練習をすると良いでしょう。50問問題を解き続けるというのはなかなか集中力にいることです。定期的に本番形式で問題に取り組む習慣を作ることで、試験当日に自信をもって試験に臨むことができるようになります。
間違えた問題を復習することで理解が深まります
間違えた問題はよく解説を読み、その解答がなぜ正解なのかということが理解できるようにしておいてください。某個別指導塾のCMではありませんが、人に説明できる段階まで理解しておくことが理想的です。解説を読むだけでは、その時は理解したつもりになっても、確実に消化しきれておらず、また同じような問題で間違えてしまうことがよくあります。すごくもったいないです。間違えた問題は、学習のチャンスととらえましょう!知識の習得が甘い部分を復習を行うことにより補うことができます。解説を読んで理解した後は、自分なりの解説を作るなどして、確実に記憶を定着させましょう。
過去問は繰り返し解くようにしましょう
過去問は1度解いたら終わりではなく、繰り返し解くようにしましょう。宅建士の試験では、過去問と似たような問題が出題されることが多々あります。過去問は何度か繰り返し解き、40点以上は正解ができるようにしておきたいですね。過去問は何十年分と遡ることができますが、最低でも5年分、できれば10年分の過去問は解けるようにしましょう。ただし、あまり古い過去問では法改正がされていて、現在とは回答が変わっている問題がありますので必ず確認をするようにしてください。別の記事でも紹介しましたが、過去問の中から、頻出問題を厳選した問題集や、スマートフォンから無料で使える宅建の過去問アプリなどもあります。過去問にはできるだけたくさん触れるようにして、ガンガン問題を解いていくようにしましょう。繰り返し演習を続けていくことで、正解率も上がってきます。正解できる問題が増えることで、勉強を続けていくうえでの自信につながります。しっかり学習と復習を繰り返すことで確実に自分の知識に定着させてください。