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近年の宅建試験を取り巻く環境とは?

宅建士(宅地建物取引士)資格試験は、年々合格が難しくなっている!という噂を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。ご存じの通り、宅建士はもともと「宅地建物取引主任者」という名称でした。平成27年度より士業化され、「宅地建物取引士」となりました。士業といえば、弁護士や税理士などといったエリートな国家資格のイメージが強いですが、宅建士に関しても士業への格上げがされたということで、より不動産業に携わる専門家としての知識と能力の向上が求められるようになるでしょう。そういった意味でも、今後宅建士の資格試験の難易度が徐々に上がってくるということはあるかも知れません。30年以上不動産業に携わっておられる、ベテランの方では「昔は宅建の試験なんて名前さえ書けば受かった」なんて言われる方もいらっしゃいますよね。確かに、昔はそういったゆるい時代もあったようです。不動産屋というと、悪徳不動産やいじわる大家さんなんて言葉もあるように、自分の利益しか考えないがめつい印象、騙されるんじゃないかと不安なイメージがある人もいるのではないでしょうか。実際そういったトラブルがニュースになったりすることが定期的にありますから仕方ないのかもしれませんね。おそらくそういった、不動産業界におけるマイナスイメージを払拭する意味も、宅建士の士業化には込められているのではないでしょうか。

近年の合格率の変化は?

平成27年の宅建士名称変更を機に、宅建士の資格試験の合格率に変化はあったのでしょうか?実際の合格者数とその割合をみてみましょう。

平成25年度 受験者数:186,304人 合格者数:28,470人 合格率:15.3% 最低合格点数:33点

平成26年度 受験者数:192,029人 合格者数:33,670人 合格率:17.5% 最低合格点数:32点

平成27年度 受験者数:194,926人 合格者数:30,028人 合格率:15.4% 最低合格点数:31点

平成28年度 受験者数:198,463人 合格者数:30,589人 合格率:15.4% 最低合格点数:35点

平成29年度 受験者数:209,354人 合格者数:32,644人 合格率:15.6% 最低合格点数:35点

近年5年間を比べてみると、最低合格点数だけをみれば一見すると、平成28年を境により高得点を取らなければ合格できなくなってしまったかのように感じますが、合格率で比較をしてみれば、さほど難易度に変化はないことがわかります。最低合格点数が高いということは、その年の問題が比較的簡単な問題が多かった、もしくは優秀な受験者が多かったということが考えられますが、おそらくは前者ではないでしょうか。平成25年以前の年でも、例えば平成23年では合格率:16.1% 最低合格点数36点という年もあります。ここからわかる情報としては、平成27年度の士業化を機に急激に難しくなったというわけではないということです。少なくとも現段階では、名称改正前と、合格の難易度的には変化はないといっていいでしょう。よかった!ただし、今後合格の難易度がどう変化するかということは不明ですので、宅建士資格取得に興味のある方は早目の資格挑戦がおすすめです。

宅建試験の受験資格はあるのか?

結論から申し上げますと、宅建試験に必要な受験資格はありません。性別、年齢、学歴問わずに誰でも試験に申し込むことができますので、現在不動産関連業に携わっていなくても、これから不動産系の就職先を考えている人なんかも受験されます。また、学生の間に宅建士の取得をし就活の際に活かしたいと考える学生さんも多いようです。ご自身のスキルアップという高い意志をもって宅建士資格取得に臨む人の一方で、新社会人の研修の一環として宅建士試験に挑戦させるという企業も多いようです。なにが言いたいかともうしますと、宅建士試験を受験する人全員が、絶対合格を目指して猛烈に勉強しているという受験者ばかりではないということです。例えば弁護士資格試験を受験しようとする人が、申し込みから試験日当日までほとんど勉強する時間の取れないまま試験当日に臨むということはまず考えられないですよね?(厳密には弁護士試験は筆記だけではありませんが割愛させてください)宅建試験は受験者の間口が広い分、全員が猛勉強しているというわけではありません。ですので、宅建試験における「合格率」というものにあまりとらわれずに、しっかり必要な勉強量をこなして頂ければ、宅建試験合格はそう難しくはないと私は思います。次回以降では、私が実際におこなった宅建試験合格のための勉強法をご紹介していきます。同じ社会人受験生の方の参考になればと思います。

 

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